フック交換のたびに、スプリットリングと格闘していませんか。
私はかつてそうでした。
特に小さいリングが開かない。
老眼の始まった目には、なおさらつらい——。
面倒くさくなって、フック交換はまた次回に。
その悩みは、スミスの「スプリットリングオープナーEX」という1本(実売 約2,000円)で解決しました。

極小リングが「スッ」と開きます
長い記事になりますので、先に要点をお伝えします。
| スプリットリングオープナーEX | |
|---|---|
| 最大の特長 | 先端が鋭く、00号〜1号の極小リングがスッと入る |
| 大きいリング | 問題なし。「小は大を兼ねる」 |
| 構造 | 開けることだけに特化(ハサミなどの複合機能なし) |
| 素材 | バネまでオールステンレス。水辺向き |
| 全長 | 113mm |
| 価格 | 約2,000円 |
私は、自宅用と釣行用に同じものを2本買いました。
なぜ2本も必要だったのか、そして揺れる艇の上では何が起きるのかは、この先で書きます。
フック交換は「道具」で決まります
ハードベイトのフックは、バラシを防ぐためにこまめに交換しておきたいものです。
そしてフック交換に必須なのが、スプリットリングプライヤーです。
→ 私はハードベイト中心の釣りをしています:マイルール「ハードベイト縛り」
釣具屋に行けば様々な製品が並んでいて、どれも同じように見えます。
ですが——スプリットリングプライヤーほど、製品による使いやすさの差が大きい道具はありません。
私は自分で何本も買い、さらに人のものも借りて使い比べてきました。
リングが「気持ちよく開くもの」と「開かないもの」の差は、歴然でした。
バス釣りを続ける限り、フック交換は何百回、何千回とやってくる作業です。
その一回一回のストレスが消えるなら、2,000円を投じる価値は十分にあります。
艇の上でのフック交換は、陸とは別物です
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。
釣りの最中でも、今日の勝負ルアーのフックが甘くなってしまったときは交換しますよね。
フロートボートやコンパクトカヤックの上でのフック交換は、自宅の机の上とは事情が違います。
→ 艇の上でのフックの扱いには、別の注意も必要です:フロートボートでのヒヤリと失敗① ~ルアーは凶器と心得よ~
足場が揺れています
艇は、常に動いています。
波、風、自分の重心移動。
両手に神経を集中したいのに、体は揺れている。
この状態で、細かいリングに先端を差し込む——陸上なら何でもない作業が、途端に難しくなります。
先端が入りにくいプライヤーだと、ここで手こずります。
おすすめの理由1:極小リングが「スッ」と開く

このプライヤーの最大の特長は、リングをこじ開ける山型の先端が、小さく、鋭いことです。
写真の左側のものに比べると、右側の「スプリットリングオープナーEX」の鋭さは際立っています。
何が変わるかというと、小さなスプリットリングの開けやすさです。
極小リングでの差
例えば、レーベルのPOP-R P50のような小型ルアーに付いている極小リング。
並のプライヤーだと先端が入らず、格闘の末にリングを変形させて捨てる羽目になりがちです(経験のある方も多いのでは)。

スプリットリングオープナーEXなら、この極小リングにスッと先端が入り、スムーズに開きます。
リングを潰さないので、予備を探す時間も無駄になりません。
スプリットリングのサイズが00号〜1号の小型域で真価を発揮します。
まさに、この「小ささ」のために作られたような道具です。
老眼には、ことさらありがたい
正直に書きますが、私は老眼が始まっています。
手元の細かいものが、見えにくい。
極小リングの合わせ目など、当然見えにくいですし、マズメ時には一層辛い。
この道具のありがたみを一番感じるときです。
「先端さえ当てれば開く」——目で正確に狙えなくても、鋭い先端が勝手に滑り込んでくれるのです。
同年代の方には、おわかりいただけるかと思います。
おすすめの理由2:大きいリングも問題なし
「小型特化なら、ビッグベイトの大きなリングは不向きなのでは?」と思いますよね。
ところが、実際に使ってみると大きなリングも全く問題なく開けます。

それどころか、キーホルダーなどについている大きなリングまで快適に開きます。

このとおりです。
つくりがしっかりしているので、力も入ります。

つまり、「小は大を兼ねる」。
鋭い先端は小さいリングへの入りやすさのためですが、開く力そのものは大きいリングにも通用します。
これ1本で極小からビッグベイトまで全部まかなえます。
おすすめの理由3:「開ける」に特化した潔さ
多くのスプリットリングプライヤーは、プライヤー+ハサミ+リングオープナーの3機能複合型です。

一見お得ですが、複合ゆえにどの機能も中途半端になりがちです。
スプリットリングオープナーEXは、リングを開けることだけに特化しています。
余計な機能がないぶん形状がシンプルで、握りやすく、先端に力が正確に伝わります。
揺れる艇の上でのフック交換では、この「迷いなく使える」感覚が一層効いてきます。
オールステンレスという安心
造りはバネまでオールステンレスで、水辺の道具として錆に強いのも実用的です。
バネまで、というのが大事です。
ステンレスを謳っていても、バネだけ鉄という製品もあります。
そして、きれいな曲線のシンプルなデザイン。
機能美のようなものを感じます。
2本買った、が答えです

このプライヤー、私は2本持っています。
自宅のフック交換用に使っていると、釣行時に持っていくのを忘れる。
かといって、現場でこれ以外のプライヤーを使うとストレスを感じてしまう。
その結果、自宅用と釣行用に、もう1本追加で買いました(笑)。
よくある疑問
Q. 針外し用のプライヤーは別に要りますか?
別に必要です。 これはリングを開ける専用です。私は針外し用とは別に、両方をタックルボックスに入れています。
Q. ビッグベイトだけなら、大型のほうがいいのでは?
その場合は他の選択肢もあります。 ただ、小さいルアーも使うなら、こちらのほうが守備範囲が広いです。大きいリングも問題なく開きます。
Q. 2,000円は高くないですか?
フック交換の回数を考えてください。 何百回、何千回と繰り返す作業です。一回あたりのストレスが消えることを思えば、安い買い物だと思います。
Q. 錆びませんか?
バネまでオールステンレスです。私は淡水での使用ということもあり、メンテナンスをしたことはありませんが、問題は出ていません。
まとめ
- スプリットリングプライヤーは、製品差が非常に大きい道具
- スミス スプリットリングオープナーEXは、鋭い先端で極小リングが「スッ」と開く
- 老眼が始まっていても、「先端さえ当てれば開く」
- それでいて大きいリングもOK。「小は大を兼ねる」1本
- 揺れる艇の上でこそ、開けやすさと握りやすさが効く
- 機能特化+バネまでオールステンレスの潔い設計。実売 約2,000円
- 私は自宅用と釣行用に2本購入
以前の私にとって、フック交換はちょっと面倒な作業でした。
いまは気持ちよくリングが開くので、まったく苦になりません。
「あのときフックを替えておけば」というバラシの後悔が減ったことを思えば、釣果にも静かに貢献してくれているはずです。
錆びない道具ですから、一度買えばずっと使えます。
フック交換に小さなストレスを感じている方は、ぜひ試してみてください。
→ ルアーの手入れつながりで:ルアー塗装のタッチアップで釣果もアップ?
では、また。
ちょっとしたアイテムで釣りを快適に記事はこちら
スプリットリングプライヤーのおすすめはこれ一本 ~「小は大を兼ねる」スミス スプリットリングオープナーEX~ 今回
水温を「ピッ」と測る ~ポケットに入る放射温度計 A&D AD-5617WP~
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