バス釣りにかけられるお金や時間、近隣のフィールドなど、人それぞれ身の周りの状況が異なりますが、私自身にとって、フロボ(フロートボート)をバス釣りに用いることはとても相性がよいです。
フロボとの相性を考えるとき、住まいの近くにあるフィールドがフロボに向いているかどうかはとても重要なポイントです。
そこで今回は、どのようなフィールドがフロボに向いているのかを考えてみます。
今回のテーマの一連の記事です。
岸を離れてのバス釣りのススメ
フロートボートでのバス釣りのススメ① ~どのような人に向いているのか~
フロートボートでのバス釣りのススメ② ~かかる費用の実態は~
フロートボートでのバス釣りのススメ③ ~フロボに向いているフィールドとは~ 今回
フロートボートでのバス釣りのススメ④ ~時間のない人にフロボは向いている~
フロートボートでのバス釣りのススメ⑤ ~フロボの運搬と保管~
フロボの特性
フィールドの種類ごとに、フィールドがフロボに向いているかどうかということは重要なポイントとなります。
これにはまず、フロボの特性から考えます。
今回もフロボにフットコンエレキをつけて使用することを想定します。
走行性能
最初にフロボ走行性能について ですが、これは推進力と水の抵抗が大きな要素となります。
フロボでは、45~55lb程度の能力のエレキモーターを使うことが多く、これが推進力となります。
フロボは小型ボートであるため、パワーの大きすぎるエレキモーターはオーバースペックとなります。
能力が大き過ぎると、ボートの挙動も大きくなり、安定した走行ができません。
更に、エレキモーター自体の重量も大きくなりますし、24V仕様のものとなると、バッテリーも2つ積む必要が出てきてしまいます。
そのため、フロボには45~55lb程度がパワーの上限となり、十分な能力となります。
続いて、水の抵抗を考えます。
フロボは、ボート本体とフロートがずんぐりとしており、水の抵抗が大きく、速度が出にくい形状となっています。
普通に使っている分にはあまり感じないかもしれませんが、カヤックなどと比べると、水の抵抗の大きさははっきりとわかります。
したがってフロボは、小型ボートであるが故のパワーに限界があることと、水の抵抗が大きいことから、走行性能があまり高くなく、高速での移動には不向きです。
安定性
続いて安定性について考えます。
ずんぐりとした船体と両側につけたフロートは、走行性能に対してはマイナス要素でしたが、安定性に対しては大きなプラス要素になり、船体の大きさの割には非常に安定性があります。
船底もフラットになっており、立つことにも不安を感じません。
そのため、フットコンのエレキモーターでの釣りが可能となります。
しかし、そうはいっても船体が小さいため、大きな波には弱いので注意が必要となります。
航続距離
そして、航続距離についてです。
動力はエレキモーターのみ、バッテリーはひとつだけという条件から航続距離には制限があります。
エンジンを積んだアルミボートと比べた場合、単純に比較はできませんが、航続距離はだいぶ違いがあります。
万一故障したり、バッテリー切れとなったりした場合のことを考えると、安心して遠くまで移動するには不安が伴います。
フィールドごとの特性
上記で述べたフロボの特性から、フィールドのタイプごとのフロボとの相性を見ていきましょう。
大規模なフィールド
具体的には、琵琶湖や霞ヶ浦、北浦、八郎潟などの大規模なフィールドを想像してください。
このようなフィールドで、フロボにとって最も大きな問題となるのは「波」です。
同じような強さの風であっても、沼や池のような小規模なフィールドと比べると、大規模なフィールドは風を遮るものもなく、波は大きくなります。
フロボは安定性が高いですが、小型ボートに耐えられる波の大きさには限界があります。
私自身も、霞ヶ浦でフロボを浮かべたとき、だんだん風が強くなって、いつものフィールドでの波と違う揺れ方を感じ、慌てて岸に戻ったことがあります。
また、大規模なフィールドでは遊覧船、ジェットスキーや水上スキーなどが定常的に走行しているエリアもあるため、そのようなエリアはできるだけ避ける必要があります。

更に、フロボの動力はエレキモーターだけであり、アルミボートのようにエンジンとエレキモーターなど複数の動力を持っているわけではありません。
沖合に出てエレキモーターが故障すると、パドルを漕いでも戻ってこれなくなってしまう危険性があるため、主に岸沿いをまわるような釣り方となります。
航続距離にも限りがあるため、釣るエリアを大きく移動することも困難です。
エリアを限定して、釣りまわるようなスタイルとなります。
したがって、湖のような大規模なフィールドはフロボにはあまり向いていません。
中・小規模フィールド
中・小規模フィールドとは、具体的には、ダム湖や池、沼などを想定しています。
こののようなフィールドはフロボが最も活きる場所です。
フィールドの大きさにもよりますが、フロボの走行性能でも一日で大部分のエリアを回ることができます。
岸から遠目に見えるオーバーハングや葦、流れ込みなどもすべてのポイントが射程圏内となります。

また、このようなフィールドでは風による波もそれほど大きくはなりにくいため、多少風があっても安心して釣りを続けることができます。
万一、エレキモーターが故障しても、パドルで漕いで何とか岸には辿り着けるでしょう。
河川
河川については、上・中・下流域、川幅、流量などの条件によって、フロボに向いたフィールドになるかどうかが大きく変わってきます。
フロボは川の流れが速すぎると遡上できず、エントリーポイントに戻ることができなくなります。
そのため、一般的に上流域は避け、中流域または下流域でのエントリーが無難です。
そして、最も注意を払わなくてはいけないことは、河川は水量が刻々と変化し、同じ地点でもフロボに向いているフィールドになるかどうかも変化するということです。
まず、河川は季節によって水量が大きく変化します。
私の近隣の河川は、春の田植えの準備時期に水量が増え、秋に減水し、冬の間は最も水量が少なくなります。
また、エントリーポイントより下流に堰がある場合は、堰の開閉による影響も大きいものとなります。
堰が閉じている時期は、その上流エリアは流れも緩く、水深もしっかりあるため、釣りをしやすいフィールドとなります。
しかし、堰が開いた途端、水位が一気に下がり、流れも速くなって、フロボに不向きのフィールドに早変わりすることもあります。

河川は天気の影響も受けやすいです。
台風などの大雨の後には大きく増水して濁りが強くなり、1週間以上も川の流れが速すぎてエントリーできないなんてこともあります。
いずれにしても、住んでいる地域によって、河川はフロボの身近なフィールドですが、その日エントリーできるかは確認が必要となります。
まとめ
フロボを自分のバス釣りに活かせるかどうかは、自分が通うフィールドとの相性が重要です。
大きく分けると、以下のとおりです。
・湖などの大規模なフィールドはあまり合っていません。
・ダム湖や池、沼などの中・小規模なフィールドにはピッタリ。
・河川については、中流や下流で、流れの強くないエリアが向いています。
ただし、季節や天気で変化が大きいので注意が必要です。
皆様の周りにはフロボ向きのフィールドがありましたでしょうか。
次回は、他の要素についても検証してみたいと思います。
では、また。



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