フロボのフロート割れ修理・全記録~発見から修理、その後の経過まで~

フロートボート

フロートボートのフロートに割れが見つかってから、自分で修理して復活させるまでを、これまで4本の記事に分けて書いてきました。
今回はその総集編です。

「フロートが割れた。修理できるのか?」——同じ状況で検索してたどり着いた方が、全体の流れを一気に追えるように時系列で整理しました。
そして記事の最後に、修理したフロートが、その後どうなったかご報告します。

事の顛末:発見から修理まで

第1章:発見 ~10年使って分かった壊れやすい場所~

始まりは、日常の点検でした。10年使い込んだフロボに、安全に関わる不具合を発見。
フロボは無骨で頑丈な艇ですが、それでも「長く使うと傷んでくる場所」はいくつか存在します。
同じ艇を長く使っている方には、まずこの記事から読んでいただきたいです。

→ フロボを10年使ってわかった、壊れやすい部分はここ

第2章:決断 ~割れは修理できるのか~

フロートに発生した割れ。
買い替えれば安全で手っ取り早い。
でも、10年連れ添った愛着と、お金の節約と。
悩んだ末に「修理して使い続ける」ことを目指し、その修理方法を検討しました。

ここで立ちはだかったのが、フロートの材質「ポリエチレン」です。
ポリエチレンは接着剤がほとんど効かない素材で、「接着」ではなく「接合(溶かしてくっつける)」というアプローチが必要になります。
その検討の過程はこちら。

→ フロボのフロートの割れは修理できるのか

第3章:予行演習 ~いきなり本番の修理はやらない~

方法は決まりました。
でも、ぶっつけ本番で失敗したら取り返しがつきません。
そこでまず、別の材料を用意して練習しました。
結果的に、この予行演習が本番の成功率を大きく上げてくれたと思っています。
DIY修理をされる方には、この「一手間」を強くおすすめします。

→ フロートの割れ修理の予行演習 ~ポリエチレンの接合修理~

第4章:いざ、修理本番

練習の成果を胸に、いよいよ本番です。
実際の作業の様子、うまくいった点、感じたことなどはこちらにまとめてあります。

→ フロートの割れ修理、いざ本番 ~ポリエチレンの接合修理~

この修理の要点(3行まとめ)

4本を通しての要点だけ、先にまとめておきます。

  1. ポリエチレンに接着剤は効かない。 「貼る」のではなく「溶かして接合する」方法を選ぶこと
  2. 本番の前に、必ず別の材料で練習すること。 溶かし加減の感覚は、やってみないと分かりません
  3. 修理後も定期的に点検すること。 直して終わりではなく、経過を見守るまでが修理です

ご報告:修理から4か月、フロートは元気です

さて、冒頭でお伝えした報告です。

修理を終えてから4か月ほどが経過し、釣行回数にして5回程度、修理したフロートで浮かび続けてきました。
結果は——割れの再発なしで、フロートは今日も現役です。

写真のとおり、10年選手のフロートは傷だらけの歴戦の顔つきですが、修理した箇所はしっかり持ちこたえています。
釣行のたびに修理箇所を目視で確認するのが習慣になりましたが、状態は修理を終えた日のままで、しっかりアルミバーを固定しています。

正直、修理をしてみようと思ったときは「これで使えれば御の字」くらいの気持ちもありました。
それが今では、修理したことすら忘れて釣りをしています。
あくまで自分の実感ですが、ポリエチレンの接合修理は、思ったほどむずかしくなく、ちゃんとやれば実用強度が出ます。
ただし、劣化の状態や損傷の大きさ、力のかかり具合などを総合的に勘案して、修理して使うかを判断することが一番重要です。
これがこの4部作の、時間をかけた結論です。
今後は時間経過による強度の低下があるかどうかの観察が必要と考えています。

まとめ

  • フロートの割れは「発見→検討→練習→本番」の4ステップで自分で直せた
  • ポリエチレンは接着でなく接合(溶着)。練習してから本番へ
  • 修理から4か月経過、割れの再発なし。フロートは現役続行中
  • 直して終わりではなく、その後の点検までが修理

愛着のある道具を自分の手で直して、また水に浮かべる。
手間はかかりますが、復活したフロートボートで釣り上げた一匹は格別です。
自己責任になりますが、やってみる価値ありという感じです。
フロートの割れにお悩みの方の参考になれば幸いです。

では、また。

注意
販売者である株式会社カーメイト様はフロートの修理については安全面の観点から推奨していません。
この記事を参考に修理などされる場合は、御自分の判断で安全性に十分注意して御使用ください。
事故があった場合、筆者は責任を負いかねますので御了承ください。

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