釣り場に到着したら、フロボ(フロートボート)を組み立てて早く釣りを始めたい。
私はいつも、はやる気持ちで準備を急ぎます。
水辺のすぐ近くまで車で近づいて道具を積み下ろしできる釣り場は準備も楽ですが、なかなかそういう釣り場ばかりではないはずです。
実際に、私が釣り場に到着してから、フロボで出航するまでを紹介します。
オーソドックスに手運び
まずは王道の手運びです。
ボート用品はボリュームの大きいものが多いため、何度も小分けにして運ばなければなりません。
私の場合、以下のように分けて6往復します。
①ボート本体のみ
②フロート2つ
③自作シートデッキ、チェア
④フットコンエレキモーター、パドル、ラダー
⑤バッテリー、小物運搬用かご
⑥タックルボックス、タックル一式

台車などを利用して運ぶことも考えられますが、車で水辺近くまで降りることができない釣り場は、そもそも台車を水辺まで転がせるようなルートがないことが多いです。
参考まで、フロボに車輪を取り付けて転がすためのドーリーと呼ばれる道具もあります。
フロボを使い始めた当初、私もドーリーを自作しましたが、出番はありませんでした。
運搬する直線距離が長かったり、斜面が緩い釣り場ではドーリーが活躍すると思いますが、私が釣行する釣り場では適した場所はありません。
したがって現在は、素直に手運びで往復してしまった方が手っ取り早いと考えています。
大胆にズササーッ
続いて、ある程度緩やかな斜面がそのまま水面まで続いている釣り場の場合です。
私はこのような場合、斜面の上で下の写真の状態までフロボを組み立ててしまいます。
バッテリーは重いので別で運びますが、タックルボックスや小物などはすべてボートの内部に入れてしまいます。

そして、ズササーッです。
そうです、このまま斜面を引きづり下ろします。

ボート後端側を下にしてズルズルと引きづります。
斜面の終わりに近づいたら方向転換し、水面に向かいます。

ゆっくり入水しましたら、横に向けておきます。

後はもう1往復、タックル一式とバッテリーを下ろすだけです。
2往復で準備完了です。
このズササーッはスムーズに出航ができるため、私のお気に入りの方法ですが、いくつか注意が必要です。
まずひとつめは、シートデッキにしっかりとした強度が必要であるということです。
そもそもシートデッキは、ボートが水面で揺れたりする際に強度が必要となるパーツです。
しかし、斜面を引きづり下ろす際はそれ以上の負荷がシートデッキにかかります。
ですので、自作シートデッキを紹介した際は、十分な強度が必要であることを述べてきました。
製作の第1~8回の記事は以下からご覧ください。
フロボの自作シートデッキ⑤ 製作編-その1-
フロボの自作シートデッキ⑥ 製作編-その2-
フロボの自作シートデッキ⑦ 製作編-その3-
フロボの自作シートデッキ⑧ 製作編-その4-
フロボの自作シートデッキ⑨ 製作編-その5-
フロボの自作シートデッキ⑩ 製作編-その6-
フロボの自作シートデッキ⑪ 製作編-その7-
フロボの自作シートデッキ⑫ 製作編-その8-
もしシートデッキを自作される場合は、このズササーッも考慮に入れて製作をされることをオススメします。
ふたつめは、地面の硬さに注意が必要ということです。
フロボ本体はとても頑丈ですので、土や草はもちろんのこと、ちょっとした小砂利の上でも私は気にせず、ズササーッをしてしまいます。
斜面の途中に転がった石や、飛び出た木の根っこなども気にしたことはありません。
これまで10年近く続けてきましたが、フロボ本体も自作シートデッキとも問題は生じていません。
しかし、アスファルトの道路やコンクリート護岸の上を長距離に渡って引きづることは、さすがのフロボでも大根おろしのように削られてしまうのではないかと考えています。
フロボ本体を長距離で痛めてしまうような地面にはご注意ください。
みっつめは、注意とは違いますが、御留意いただきたいことです。
斜面を下ろす際はズササーッであっという間に準備完了ですが、撤収の際に斜面の上まで運ぶにはバラシて手運びをする必要があります。
行きはよいよい 帰りは怖いということです。
もし斜面が緩やかな場合は、フロボ本体、シートデッキ、フロートだけを組み合わせた状態で引きづり上げることがギリギリできますが、バラシて手運びの方が楽かもしれません。

私もこの状態で引き上げることがありますが、バラシて運ぶ方が楽かどうか、微妙だなと感じています。
出航準備の注意
先ほどはズササーッについての注意でしたが、続いて出航準備についての注意です。
まず、斜面についてです。
斜面を上り下りする際、朝露で濡れた斜面の草は滑りやすいので十分お気をつけください。
朝マズメや夕マズメの時間帯は薄暗いため、特に注意が必要です。
また、斜面に転がっている小石や枝なども上に乗るとズルッと滑ります。
私も気をつけてはいますが、毎年1回くらいは滑って尻もちをついているような気がします。
続いて、手の保護についてです。
フロボの組み立て、バラシ、斜面の上げ下ろしなど、釣りの準備や撤収の際は、必ずグローブをしてください。
これらの作業には手をケガするリスクはいろいろ潜んでいます。
釣りをする前に手をケガしてしまったら、その日の釣りは台無しです。
作業用グローブであれば、グリップも高まります。
道具類の持ち運びの際も滑りにくいため、安全性が高まり、作業も楽になります。
安価なものでよいのでぜひご使用ください。
次回は、岸際にテトラポッドなどがあり、フロボを引きづって水面に浮かべることができない場合のエントリー方法について紹介します。
では、また。
続いての記事はこちらをどうぞ
水辺にフロボをどう下ろす?② ~水上組み立て編~



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