前回、腹巻でお腹を冷やさないという話を書きました。艇の上で腹を下したら逃げ場がない、だから物理的に守る、という対策です。
→ 前回:艇の上で腹を冷やすと、釣りどころではない ~モンベル ジオライン ウエストウォーマー~
今回はその続き、お腹の調子そのものを整える話です。
先に申し上げておくと、これは医療の専門知識に基づく解説ではなく、お腹の弱い一釣り人が長年試行錯誤した記録です。
合う合わないは人それぞれですので、あくまで一例としてお読みください。

私の遍歴:漢方 → 天然健康食品 → 現在
お腹が弱いという体質と、私はずいぶん長く付き合ってきました。
第1期:漢方薬(約1年)
まず試したのが、お腹の調子を整える漢方薬でした。
近くの漢方薬局に行って相談し、お腹の「気」を高めるような処方をしてもらいました。
1年ほど続けましたが、費用が結構かさんだことと、私の場合は、はっきりした変化を感じられませんでした。
漢方が悪いという話ではなく、体質に合わなかったのだと思います。
第2期:バイオリンク(約5年)
次に使ったのが、バイオリンクという天然の健康食品です。
こちらは5年ほど続けました。
長く使い続け、ある程度の効果を感じていました。
しかし、こちらも続けるにはそれなりの費用がかかります。
同じような効果でもう少し費用が抑えられそうだと考え、整腸剤を試してみることにしました。
第3期:ビオスリー+エビオス錠(現在まで約5年)
整腸剤にもいろいろ種類があり、どれがよいか迷って、いくつかをしばらく飲んで試してみました。
その結果、現在の組み合わせに落ち着きました。
これが、今までで一番調子が良いです。
7年以上かけて、ようやく自分に合うものが見つかった——というのが正直なところです。
なぜこの2つを選んだのか
まず、なぜ2種類を飲んでいるのか。
それはまず有用菌を入れることと、そしてその有用菌の餌になるものを併用した方が効果が高まると考えて、それぞれの役割をもった整腸剤を選びました。
ビオスリー:「酪酸」という言葉に惹かれた
ビオスリーを選んだ決め手は、酪酸菌が入っていることでした。
ビオスリーは、酪酸菌・乳酸菌・糖化菌という3種類の活性菌を配合した整腸剤(指定医薬部外品)です。面白いのは、この3つが互いに助け合う関係になっていること。

メーカーの説明によれば、
- 糖化菌が乳酸菌の増殖を促進する
- 乳酸菌が乳酸を作り、酪酸菌の増殖を助ける
- 酪酸菌が、大腸のエネルギー源となる酪酸を作る
という連携が組まれているそうです。
私が惹かれたのは、この「酪酸」です。
腸のエネルギー源になる、という説明を読んで、「ただ菌を入れるだけでなく、腸そのものを働かせる方向の話だ」と感じました。
エビオス錠:菌の「餌」と、40種の栄養
そしてエビオス錠。こちらを組み合わせた理由は2つあります。
理由1:菌の餌になる
エビオス錠の主成分は**ビール酵母(乾燥酵母)**で、食物繊維を含んでいます。これが腸内の菌にとっての餌になる、という考え方です。
菌を入れるだけでなく、その菌が育つ環境も一緒に用意する。ビオスリーが「菌」なら、エビオスは「餌」。この組み合わせなら理にかなっている、と考えました。
理由2:40種類の栄養素
エビオス錠の乾燥酵母には、ビタミンB群、アミノ酸、ミネラル、食物繊維など、全部で40種もの栄養成分が含まれているとされています。

整腸目的で飲んでいるものが、同時に栄養補給にもなる。
50代で週末に体を使う趣味を続けている身としては、これは嬉しい副産物でした。
ここでひとつ注意点が。
エビオスの用量は成人1回10錠で、1日3回です。
つまり1日30錠です。
この量の多さにびっくりしてしまうかもしれません。
でもすぐ慣れます。
実際にどうなったか
ここからは、あくまで私個人の体感です。
お腹を下すことが減りました。
これが一番の変化です。
もちろんゼロにはなりませんが、頻度が明らかに減りました。
釣行前に「今日は大丈夫だろうか」と考える回数が減った、と言い換えてもいいかもしれません。
そして予想外だったのが、風邪をひきにくくなったこと。
因果関係を証明できるものではありませんが、腸の調子が整ったことと無関係ではないような気がしています。
これが釣りにつながる話だと思う理由
「整腸剤の話が釣りブログに?」と思われるかもしれません。
ですが、私はこれを釣りの装備の一部とも考えられるのではと思います。
理由1:腹の不安があると、釣りに集中できない
前回書いたとおり、艇の上には逃げ場がありません。
「腹が痛くなったらどうしよう」という不安を抱えたまま浮かんでいると、釣りどころではなくなります。
理由2:週末に体調が万全でないと、そもそも行けない
これが実は大きいです。
平日働いて、週末に釣りに行く。この生活で一番怖いのは、土曜の朝に体調を崩していることです。
せっかくの釣行日を、風邪や腹の不調で潰した経験は、誰にでもあると思います。
体調管理は、釣行回数を増やすための最も地味で確実な方法なのです。
ライフジャケットを点検し、バッテリーを充電し、ラインを巻き替える。
それと同じ列に、自分の体を整えておくという項目があってもいいのではないか——と考えました。
注意していただきたいこと
いくつか、正直に書いておきます。
1. 効き方には個人差があります
私は漢方で効果を感じられず、バイオリンクを5年使い、いまの組み合わせに落ち着きました。
この順番が誰にでも当てはまるわけではありません。
私に合わなかったものが、あなたには合うかもしれません。
2. 用法・用量は必ず守ってください
どちらも指定医薬部外品です。
パッケージの説明をよく読んで、決められた量を守ってください。
「多く飲めば早く効く」というものではありません。
3. 症状が続くなら、医療機関へ
これが一番大事です。
下痢や腹痛が長く続く場合、市販の整腸剤で様子を見るのではなく、医療機関を受診してください。
まとめ
- 漢方(1年)→ バイオリンク(5年)→ ビオスリー+エビオス錠(現在)
- ビオスリー = 酪酸菌・乳酸菌・糖化菌の3種が互いに助け合う整腸剤
- エビオス錠 = ビール酵母。菌の餌になり、40種の栄養素も
- 私の体感では、腹を下す頻度が減り、風邪もひきにくくなった
- 体調管理は、釣行回数を増やすための地味で確実な方法
- ただし個人差あり。症状が続くなら医療機関へ
腹巻で冷やさない、整腸剤で整える。
地味な話ばかりですが、週末に元気に浮かぶための準備は、タックルの手入れと同じくらい大事だと思っています。
同じように腹の弱いアングラーの方に、何か参考になれば幸いです。
では、また。


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