フロートボートの組み立てや片付けが面倒に感じていませんか。ボートの上で荷物の置き場に困っていませんか。
それを解決する自作のシートデッキを紹介します。
これを導入すれば、朝マズメにライバルに先駆けて出航でき、ボート上でも広々とタックルボックスを広げることができます。
自作シートデッキの概要
ます、シートデッキとは、フロートボート本体とフロートを接合させ、チェアを設置するためのパーツのことです。
市販のものも入手できますが、この自作シートデッキはネジを1つも使わずに組み立てることができ、準備や片付けの「時短」に非常に効果的です。
更に、大きな平面がとなっていますので、ボート上に広いスペースを確保することができるようになります。

サイズは800mm × 680mm程度です。
ネジを使わずにボートとフロートを固定することができる秘密はその裏面にあります。

裏面を見ると一気に手作り感が出てきますね。
いろいろ試行錯誤しながら継ぎ足していったので、まるでフランケンシュタインのようです。
四つ角にある白いパーツのリングはアルミバーを通すためのものです。
さてさて、シートデッキとしての機能、求められる強度とも、最も重要になる部分は、中央に並ぶ8枚の金属プレートです。
この部分が爪となり、ボート後部の縁をしっかり挟み込みます。

シートデッキの取り付け(後ろ側)
シートデッキを取り付ける際は、まずシートデッキをボート本体の後方に載せてスライドしていきます。
そして、シートデッキの裏面に設置した爪がボート後方の縁を挟み込むように押し込みます。
下からのぞき込むと次のような感じです。

この状態からグッと押し込んで・・・

はい、奥まで入りました。
これでシートデッキの後ろ側は固定できました。
シートデッキの取り付け(前側)
次はアルミバーを差し込んでシートデッキの前側を固定します。
シートデッキの裏側にはアルミバーを通すためのリングが前後に2か所ずつ取り付けてあります。

本体の穴から通したアルミバーを、このリングにも通すことで、本体とシートデッキの前側を固定します。
本体の穴を横から覗くとこんな感じ。

ちょっとわかりにくいですが、向こうの穴までの途中に白いリングが2つあるのがおわかりいただけるでしょうか。
ボート本体の内部はこんな感じになっています。

ここにアルミバーを差し込んでいきます。

はい、差し込めました。
これでシートデッキはしっかりとボート本体に取り付けることができました。
イメージとしては、赤い矢印の下あたりで爪でボートと固定し、青い矢印の下あたりでリングにアルミバーを通して固定している感じです。
ちなみに後ろのアルミバーは、単純に後ろ側に取り付けたリングに通しているだけです。

この写真では既にフロートが取り付けてありますが、次回はフロートの取り付け方を紹介したいと思います。
また今後は、シートデッキ作成に関する材料や作り方も紹介していきます。
では、また。
注意
シートデッキはボートの安全性に大きな影響を与えるパーツです。
この記事を参考に製作される場合は、御自分の判断で安全性に十分注意して御使用ください。
事故があった場合、筆者は責任を負いかねますので御了承ください。
コメント