今回は、私のエレキ用バッテリーの紹介です。
エヴォルテックジャパンのリチウムイオンバッテリー「SE-121000」(12V・100Ah)を5年以上使っています。
エレキ・バッテリーまわりは装備の中でも大きな買い物ですが、フロボ・カヤックのスタイルでは、リチウムバッテリーは「買ってよかった」と心から思える装備のひとつです。
今回はその理由をお話しします。

鉛バッテリーの何がつらいか:とにかく「重い」
エレキ用のバッテリーというと、昔からの定番はディープサイクルの鉛バッテリーです。
実績があって価格も手頃なのですが、フロボ・カヤック乗りには大きな問題があります。
重さです。
エレキを一日動かせるクラスの鉛バッテリーは、20kgを超えてきます。
実際に私が2台に渡り使っていたACデルコのVoyager M27MFKBは23.3kgです。
バスボートのように艇に積みっぱなしにできるなら気にならない重さかもしれませんが、私のスタイルは違います。
フロートボートであっても、コンパクトカヤックであっても、釣行のたびに、車から水際まで、艇もエレキもバッテリーも全部手で運ぶのです。
20kg超のバッテリーを提げて足場の悪い岸や土手を往復するのは、正直大変です。
しかも帰りは疲れた身体での撤収作業となります。
「バッテリーの運搬が億劫で釣行の腰が重くなる」というのは、フロボ・カヤック乗りあるあるではないでしょうか。
最近、歳のせいか、以前より運ぶのが大変だと感じるようになったのはナイショです。
リチウムにした最大の理由:約8.6kgという軽さ
SE-121000の重量は、100Ahの容量で約8.6kgです。
同クラスの鉛バッテリーの1/3程度。
片手で普通に持ち運べる重さです。

この差は、スペック表の数字以上に釣行の質を変えます。
車から水際までの往復が苦にならなくなり、準備と撤収が楽になり、結果として「浮かびに行くハードル」そのものが下がります。
道具の軽さは、釣行回数に直結するのです。
なんだったら、人差し指1本でも持つことができます。
このまま運ぶのはキツイですが。

軽さ以外のメリット
使ってみて感じるリチウムの利点は、軽さだけではありません。
- 最後までパワーが落ちにくい。 鉛バッテリーは残量が減ってくると電圧が下がり、エレキの推進力がじわじわ弱ってきます。リチウムは終盤まで電圧を維持してくれるので、帰り道のエレキが頼りなくなる、という不安が減りました。
- 容量を使い切れる。 鉛バッテリーは、寿命を縮めないためには容量の半分程度までしか使えないと言われます。リチウムは深く放電できるので、表示容量に近い分を実際に使えます。「100Ah」の意味が違うわけです。
- 繰り返し充電に強い。 リチウムは充放電のサイクル寿命が鉛より長く、長い目で見ればコスト差は縮まっていきます。これまで5年使ってきましたが、充電容量が少なくなった時間は全くありません。
ちなみに鉛からリチウムによって、サイズも少しだけ小さくなりました。
長さ322mm×幅174mm×高さ227mm → 長さ270mm x 幅175mm x 高さ220mm
SE-121000の主なスペック
私が持っているのは5年前に購入したものですので、現在は多少仕様が変わっていると思います。参考までに、現在販売されているものの仕様をまとめておきます。
- 品名:エヴォテック SE-121000(エヴォルテックジャパン)
- 種類:リチウムイオンバッテリー(エレキ用ディープサイクル)
- 電圧:12V(公称電圧11.1V)
- 容量:100Ah
- 最大放電電流:300A
- 重量:約8.6kg
- サイズ:幅270mm×奥行175mm×高さ190mm(端子含め220mm)
- 最適作動温度:-10℃〜40℃
- 保証:製品2年保証+3年目免責保証
エヴォルテックジャパンはエレキ用リチウムバッテリーの専門メーカーで、このSE-121000は最大放電電流に余裕を持たせた設計になっています。
私の12Vの45lbフットコンエレキや40lbハンドコンエレキには十分すぎる性能です。
安全面では、セルが高温になった場合や、過放電(電圧が下がりすぎた場合)に安全装置が働く保護機能が組み込まれています。
リチウムバッテリーは信頼性が第一ですので、国内メーカーの専門ブランドで、選ぶうえで大きな安心材料となりました。
実際に使ってみて
【写真:フロートボートに積んでいる状態】
フロートボートに積んでいる状態です。
チェアの下からわずかに顔をのぞかせています。

チェアの下はこのようになっています。
左右に隙間ができますので、釣行中はここに長靴を入れたりしています。

コンパクトカヤックに積むときはこのような感じです。

こちらも左右に隙間ができますので、飲み物や昼飯をここに積んでいます。
鉛バッテリーを使っていたころは、川を遡ってエントリーポイントまで帰ることができるのか、いつも気を使って釣りをしていました。
現在は、使用できる容量が十分にあるため、安心して釣りをしています。
帰着の時間を心配するくらいで、バッテリー切れのことを気にかけたことはありません。
また、軽くなることは運搬に対するメリットだけではありません。
積載荷重が軽くなるため、ボートやカヤックの喫水が浅くなります。
そのことにより、水の抵抗が小さくなり、スピードがでやすくなったり、バッテリーの消耗も少なくなります。
コンパクトカヤックはもともと水の抵抗が小さい形状をしています。
一方、フロートボートは四角い本体と、左右のフロートがガッツリ水の抵抗を生み出しています。
そのため、フロートボートで喫水が浅くなったときはスピードがアップしたことと、左右に転回しやすくなったことを実感しました。
フロボでもコンパクトカヤックでも、積載スペースと重量に限りのある艇にとって、「小さくて軽くて一日持つ」バッテリーは高価ですが、しっかりメリットを感じることができるありがたい存在です。
注意点も正直に
良いことずくめのように書きましたが、注意点もあります。
- 価格は鉛の数倍です。 正直、安い買い物ではありません。ただ、サイクル寿命の長さを考えると年あたりのコスト差は見た目ほどではありませんし、何より毎回の釣行の運搬負担が消えることに、私は対価を払う価値があると思っています。最近はお求めやすいものも出てきているようです。
- 充電はリチウム対応の充電器で。 鉛用の充電器の流用はできません。専用(対応)充電器とセットで導入するものと考えてください。
- 取り扱いはメーカーの説明書に従って。 リチウムバッテリーは正しく使えば安全な製品ですが、充電環境や保管方法などの基本は守りましょう。保護機能があるとはいえ、雑に扱ってよい理由にはなりません。
まとめ
以上、私が使っているエレキ用バッテリー、エヴォテック SE-121000の紹介でした。
フロボ・カヤックのスタイルでは、バッテリーの重さが毎回負担になってきます。
リチウム化は、毎回の釣行を確実に楽にしてくれる、確実な投資だと思います。
鉛の重さはそろそれ限界だと感じている方は、検討してみてください。
→ 私が使っている装備の一覧はこちら:コンパクトカヤックのバス釣り装備一覧
では、また。


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