フロートボートの費用はいくらかかる? ~装備一覧と総額、始め方の実態~

フロートボート
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「フロートボートでバス釣りを始めたい。で、結局いくらかかるの?」——これはフロボについて私が一番よく受ける質問です。
結論から言うと、フル装備一式で約34万円。
ただし、その後のランニングコストは年1万円程度です。
イニシャルはそれなりに、ランニングはほとんどかからない。
これがフロボの費用の実態です。
今回は、何にいくらかかるのかを装備ごとに分解して、実際に私が使っている(または今買うならこれという)道具とあわせて紹介します。
「岸を離れてのバス釣りのススメ」シリーズの第2回でもあります。
→ シリーズ第1回:フロートボートでのバス釣りのススメ① ~どのような人に向いているのか~

基本の考え方:セットで買うのが安くて確実

フロボを一番効果的に活かせるのは、フットコンのエレキモーターを積むスタイルだと私は考えています。
そして、艇・エレキ・デッキ類をバラバラに揃えるより、一式セットでの購入が金額も安く、組み合わせの相性も心配がありません。
私も最初はセットで購入し、部分的に買い替えたり、自作を楽しんだりしています。
一式セットの取り扱いのあるミシマ釣り具店のセットには、フロートボート本体、チェア(シート)、シートデッキ、フットコンエレキモーター、バウデッキ、バッテリー、充電器などが含まれています。
これが約30万円です。

■バウデッキを使ってエレキモーターを取り付ける仕様のセット

フロートボートZ1DR 改造フットセット エッジ45セット

フロボでのバス釣り用基本セット(バウデッキ仕様)

■ツイストブラケットを使ってエレキモーターを取り付ける仕様のセット

おまかせ比較 お気に入り フロートボートZ1DR 改造フットセット ミンコタエッジ45 ツイストブラケット仕様 |01 フロートボートZ1DR 改造フットセット ミンコタエッジ45 ツイストブラケット仕様

フロボでのバス釣り用基本セット(ツイストブラケット仕様)

バウデッキ仕様にするか、ツイストブラケット仕様にするかを選べます。
すでにエレキやバッテリーをお持ちの方は、もっと手軽に始められます。
エレキ・バッテリー無しのセットなら約12万円程度で、手持ちの機材を流用してスタートできます。

■エレキ・バッテリー・充電器が含まれない仕様のセット

フロートボートZ1DR 改造バウ・シート付き

フロボでのバス釣り用エレキ・バッテリー無しセット

セットに加えて必要なもの

ライフジャケット(1~2万円・必須)

命を預ける道具ですので、ここは削ってはいけない費用です。
私は救命器具専門メーカー・高階救命器具のブルーストーム BSJ-5930RS(腰巻きの自動膨脹式・桜マークType A)を使っています。

→ 選んだ理由と詳しいレビュー:新しいライフジャケットを買いました ~ブルーストーム BSJ-5930RS~
→ 点検の大切さはこちら:命拾いしたかもしれません ~ライフジャケットの点検を怠ると~

固形式のライフジャケットの紹介はこちら→カヤックではこのライフジャケットを使っています ~パーム コーラアングラー~

パドル(4~5千円・必須)

エレキが主動力でも、パドルは必須です。離着岸のちょっとした操作に使うのはもちろん、万一バッテリーが切れたときの「最後の命綱」でもあります。

ラダー(1.5~2万円・強く推奨)

必須ではありませんが、あるとないとで操船が別物になります。
風に流されて艇が横を向く悩みを解決してくれる、おすすめ装備です。

サウザー 可変式ボートラダー【481727】 SOUTHER

ボート後方揺れを軽減し、直進安定性を向上。角度調整機能付き

→ 詳しくはこちら:フロートボートにラダーは必要か ~蛇行を解消する効果と使い方~

総額はいくらか:一覧表

装備商品名概算金額[円]
フロートボート一式セットZ1DR 改造フットセット300,000
チェア(シート) セットに込み
シートデッキ セットに込み
ジェイモ改造キット セットに込み
エレキモーターミンコタ 45EDGE 36インチ セットに込み
バッテリーACDelco Voyager M27MF セットに込み
充電器キサカ バスチャージャー10 セットに込み
バウデッキ セットに込み
シートセット セットに込み
ライフジャケットブルーストーム BSJ-5930RS12,000
パドルカーメイト ZP504,000
ラダーBMO JAPAN ボートラダー II20,000
合計336,000

エレキ・バッテリーを流用できる方や、まずパドルだけで始める方は、ここからぐっと圧縮できます。 また、シートデッキなどは自作するという手もあり、当ブログではその全記録も公開しています。
フロートボートの自作シートデッキ 完全ガイド ~出航準備を時短して、ボートを広く使う~

ランニングコスト:年1万円程度

一度揃えてしまえば、その後の費用は驚くほど小さくなります。
・毎釣行でかかるもの:バッテリーの充電の電気代くらい
・数年に一度かかるもの:エレキモーターのオーバーホールに数万円、鉛バッテリーの買い替えに2万円程度
ならすと年1万円程度。ガソリン代や消耗品(ライン・ルアー)はどのスタイルでも共通なので除いています。
なお、バッテリーは買い替えのタイミングでリチウム化するという選択肢もあります。
高くつきますが、劇的に軽くなり、手運びの負担が変わります。
参考まで、鉛バッテリー2台を経て、現在私が使っているリチウムイオンバッテリーです。

リチウムイオンバッテリーの紹介記事→エレキでリチウムイオンバッテリーを5年使ってみて ~エヴォテック SE-121000~

免許・船検が不要という「見えない節約」

フロボは、「船の長さ(登録長)3m未満、かつ推進機関の出力1.5kW未満」という条件で使うことがほとんどです。
この場合、小型船舶免許も船検(車でいう車検)も不要で、それに伴う費用も維持の手間もかかりません。
免許取得に数万円+更新費用、船検に定期的な数万円がかかる大型ボートと比べると、これは大きな「見えない節約」です。
法制度は改正されることがあるので、最新情報は公的機関のページでご確認ください。

日本小型船舶検査機構(検査対象の船舶について)
https://jci.go.jp/inspection/kensataishou.html

国土交通省(小型船舶操縦免許の制度)
https://www.mlit.go.jp/maritime/maritime_mn10_000006.html

まとめ

・フロボのフル装備は一式セット約30万円+ライジャケ等で、総額約34万円
・エレキ・バッテリーの流用や自作で、もっと安く始めることもできる
・ランニングコストは年1万円程度。免許・船検も不要
・一度揃えれば、あとはほとんどお金のかからない趣味になる

34万円は決して小さな金額ではありません。
ですが、レンタルボート代を1回数千円×年間の釣行数で積み上げていくことを考えると、数年で逆転する計算になります。
そして何より、行きたいときに、いつでも自分の艇で浮かべるという自由は、金額に代えがたいものです。
私の装備のより詳しい話は、各装備のレビュー記事でどうぞ。
コンパクトカヤック派の方には、姉妹記事のカヤック版装備一覧もあります。
コンパクトカヤックのバス釣り装備一覧 ~私が使っている道具と手軽に始めるための総額~

では、また。

続いてぜひどうぞ。
岸を離れてのバス釣りのススメ
フロートボートでのバス釣りのススメ① ~どのような人に向いているのか~
フロートボートの費用はいくらかかる? ~装備一覧と総額、始め方の実態~ 今回
フロートボートでのバス釣りのススメ③ ~フロボに向いているフィールドとは~
フロートボートでのバス釣りのススメ④ ~時間のない人にフロボは向いている~
フロートボートでのバス釣りのススメ⑤ ~フロボの運搬と保管~

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