カヤックではこのライフジャケットを使っています ~パーム コーラアングラー~

コンパクトカヤック
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以前の記事で、ブルーストームの腰巻きタイプのライフジャケットを購入したことをご紹介しました。
実は私、ライフジャケットをもう一着持っています。
コンパクトカヤックに乗るときは、パーム(Palm)の「コーラアングラー(Kola Angler)」というベスト型のライフジャケットを使っていますので、今回はその紹介です。
→ 関連記事:新しいライフジャケットを買いました ~ブルーストーム BSJ-5930RS~
→ 関連記事:膨脹式ライフジャケットの点検方法と注意点 ~命拾いしたかもしれません~

なぜカヤックでは固型式のベスト型なのか

ライフジャケットには、大きく分けて自動膨脹式と固型式(フォーム式)があります。
フロートボートでは腰巻きの自動膨脹式を使っている私が、なぜカヤックでは固型式のベスト型を使い分けているのか。
理由は主に3つあります。

理由1:固型式は「必ず浮く」から

以前の記事で書いたとおり、私は長年使っていた自動膨脹式ライフジャケットの不具合に気づかず、危うく命拾いした経験があります。
自動膨脹式は、ボンベやセンサーが正常であって初めて機能するものです。

一方、固型式は浮力材そのものが入っていますので、作動するもしないもなく、着ていれば必ず浮きます。

カヤックはフロートボートよりも喫水が浅く、乗り降りの際や身を乗り出したときなど、落水の可能性はどうしても高くなります。
落水の確率が高い乗り物では、メンテナンス状態に左右されない固型式のほうが安心だと考えました。

理由2:カヤックは収納が少ないから

フロートボートと違って、コンパクトカヤックは荷物を置けるスペースが限られています。
タックルボックスを広げておくような余裕はありません。

その点、釣り用に設計されたベスト型ライフジャケットは、それ自体が収納になります。
よく使うラインカッターやスナップなどのこまごましたモノを身に着けておけるのは、カヤックではかなり大きなメリットです。

全面両側のポケットが大きく開き、その中に更に細かく仕切られたポケットがあります。


しかも、大きく開いたポケットはちょっとした作業台のようになる設計です。


また、収納スペースが十分にありますので、防水ビニールに入れた財布などの貴重品も常に身に着けておけるという安心感もあります。

理由3:濡れる前提の乗り物だから

カヤックではパドルからの水滴などで多少濡れることは避けられません。
自動膨脹式の場合、水感知センサーの誤作動が頭をよぎりますが、固型式ならそうした心配とも無縁です。

パーム コーラアングラーを選んだ理由

ベスト型と決めてからいくつかの製品を比較したのですが、最終的にこのコーラアングラーを選んだ理由は次のとおりです。

カヤックフィッシング専用設計の「ハイバック仕様」

ベスト型をカヤックで使うときに問題になるのが、背もたれとの干渉です。
普通のベスト型は背中側にも浮力材が入っているため、シートの背もたれに押されてベストがせり上がってきます。

コーラアングラーは、背面の浮力材が上半分にだけ入っているハイバック仕様で、腰のあたりは薄くなっています。
これは背もたれのあるカヤックシートに合わせた設計で、実際に座ってみると背もたれと干渉せず、ベストがせり上がってくることもありません。
ここがカヤック専用設計たるゆえんです。
下の写真のように、背もたれの上部に浮力材が逃げる形になるので、座っていて窮屈さがありません。

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パームはイギリスのパドリング用品の老舗メーカーで、カヤック乗りの間では定番のブランドです。
日本では、ブルーストームのブランドで知られる高階救命器具株式会社がその日本展開・流通・製造面で長年関わっているようです。
「釣り用ベスト」ではなく「カヤック用ベストの釣り仕様」という出自が、この製品の使い勝手に表れていると思います。

十分な浮力

背中側の浮力材は厚さが約7㎝もあります。

しかし、先述した通り、背もたれに干渉しない設計になっているため、通常の使用時にそのボリュームを感じることはありません。

前側の浮力体は4㎝ちょっとです。
こちらも釣りの動きに干渉することがない上で、十分なボリュームが確保されています。

釣りに特化した収納まわり

前面の左右に大型ポケットがあり、その中に更に細かく仕切られたポケットがあります。

ポケットは折りたたみ式(フリップダウン式)で、開くと小さな作業台のようになるので、座ったままのルアー交換がしやすいです。


収納スペースは十分にありますので、防水ビニールに入れた財布などの貴重品も常に身に着けておけるという安心感もあります。

胸部にはプライヤーやハサミを挿しておけるスナップホルダーと、Dリングも付いています。

脱ぎ着が楽

このライフジャケットを購入する前は、昔フローターをやる時に購入したリバレイの製品を使っていました。

このライフジャケットは股下ベルト式になっています。
脱ぎ着の際は必ず股下にベルトと通して固定しておかないと、落水した際にスルッと脱げてしまうおそれがあります。

この股下ベルトが脱ぎ着の際に毎回、地味に面倒でした。
時折、股下ベルトを通し忘れて釣りをしていることもありました。

しかし、コーラアングラーはサイドのストラップでしっかり調整すれば、落水しても脱げることはありませんので、脱ぎ着が楽で、安心です。

その他の仕様

参考までに、主な仕様をまとめておきます。

  • 品名:Palm Kola Angler(パーム コーラアングラー)
  • タイプ:固型式(フォーム式)・ベスト型、ハイバック仕様
  • サイズ:M/L(胸囲94~110cm・体重60~90kg対応) ※XS/Sサイズもあり
  • 浮力:約7.4㎏(CS品番 初期浮力)、50N(ISO品番) ※M/Lサイズ
  • 重量:約847g ※M/Lサイズ
  • カラー:グレー / オリーブ
  • 外生地:ナイロン420Dリップストップ
  • その他:SOLAS反射布、ズレ防止ウエストベルト、YKK樹脂ジッパー

私はM/Lサイズのグレーを使っています。
サイズはショルダーとサイドのストラップでかなり幅広く調整できますので、体格の変化や着込む季節にも対応できます。

なお、注意点をひとつ。
この製品はISO認証のライフジャケットで、国土交通省型式承認品(桜マーク)ではありません。
私のコンパクトカヤックのような船検対象外の乗り物では問題ありませんが、船検のあるボートで法定備品として使うことはできませんので、その点はご注意ください。

公式ホームページには以下の記載がありますので参考までお知らせします。

「※現在はISO承認品ですが、在庫無くなり次第CS JCIマークが付与されている製品に移行します。

CS JCIマーク:日本小型船舶検査機構性能鑑定適合品 レジャー用ライフジャケット(固型式)

ISO承認品:品質、安全性や機能性を保証する、世界的なライフジャケットの統一基準を基に作られた製品」

実際にカヤックで使ってみて

以上、カヤックで使っているパームのコーラアングラーを紹介してみました。

「フロボでは身軽な腰巻きの自動膨脹式、落水リスクと収納問題のあるカヤックでは固型式のベスト型」というのが、今の私の使い分けです。
コンパクトカヤックでのバス釣りを考えている方には、カヤック専用設計のこのベストはかなりおすすめできます。

どのタイプを選ぶにしても、ライフジャケットの着用だけは必ず。
そして自動膨脹式をお使いの方は、定期的な点検もお忘れなく。

では、また。

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