今回は、フロートボートやカヤックに乗る方なら一度は経験があるかもしれない、「あれ、どこから出航したんだっけ?」を防ぐ小ネタです。
水上から見ると、岸は同じ景色に見える
フロボやカヤックで岸から出航して、釣りをしながら沖へ、さらに岸沿いへと進んでいく。
夢中で釣りをして、さて日も傾いてきたし戻ろうか──と振り返ったとき、エントリーした場所がどこだったのか、わからなくなることがあります。
笑い話のようですが、これが意外と起こるのです。
理由は簡単で、水上から見る岸の景色は、陸から見たときとまったく違って見えるからです。
目指すべき自分の車は土手の上で、水面からは見えないこともあります。
特に葦際や樹木が延々と続くような場所では、どこを見ても同じ景色で、目印になるものがありません。
沖に出れば出るほど、岸の細かい特徴は見分けがつかなくなります。

明るいうちならまだ探しようもありますが、夕マヅメまで粘った帰り、薄暗くなった水面でエントリーポイントを探してうろうろするのは、心細いものです。
エレキのバッテリー残量が少ない時間帯でもありますから、余計な移動は避けたいところです。
そこで私がやっているのが、スマホの「Googleマップ」にエントリーポイントを保存しておく、という方法です。

特別なアプリも道具も必要なく、ほとんどの方がすでに持っているアプリでできますので、ご紹介します。
出航前にやること:エントリーポイントを保存する
やることは、出航前のたった数十秒の操作だけです。
エントリーポイントに立った状態で、スマホのGoogleマップを開きます。
地図上のエントリーポイントを指で長押しします。

すると、その場所に赤いピンが立ちます。
画面に出てくる「保存」をタップして、「行ってみたい」にチェックを入れ、「完了」を押します。
このとき、「行ってみたい」以外のものを選んでも結構です。

これだけです。
保存した場所には地図上に印が付き、アプリを閉じても消えません。

一度保存してしまえば、同じ場所から出航するときは次回以降この操作すら不要になります。
水上での使い方:青い点と印を見るだけ
釣りを終えて戻るときは、Googleマップを開くだけです。

地図上には、自分の現在地である青い点と、保存したエントリーポイントが印で表示されています。
つまり、「今いる場所」と「帰る場所」が同じ画面に見えているわけです。
あとは印の方向に向かって進むだけで、迷わず戻れます。
GPSは水上でも問題なく機能しますので、周りに目印が何もない沖でも、自分の位置は正確にわかります。
方向感覚に自信のある方でも、薄暗くなってからの帰りは、この「地図上の答え合わせ」があるとないとでは安心感がまったく違います。
応用:釣れたポイントの記録にも使える
この保存機能、エントリーポイント以外にも使い道があります。
釣れた場所や、良さそうな沈み物を見つけた場所を、その場で保存しておくのです。
ラベルに「○月○日 40up」などと名前を付けておけば、自分だけのポイントマップが出来上がっていきます。
次の釣行で同じ場所を正確に撃ち直せるのは、水上に目印を残せない釣りでは大きな武器になります。
注意点
便利な方法ですが、スマホ頼みの方法ですので、注意点もあります。
防水対策は必須
水上でスマホを取り出して使いますので、防水ケースに入れておくことをおすすめします。
スマホを落水させたら、帰り道どころの騒ぎではありません。
バッテリー残量に注意
帰るときに電池切れでは元も子もありません。
GPSを使うアプリは電池を消費しますので、心配な方はモバイルバッテリーをドライバッグに入れておくと安心です。
事前に地図を表示
電波の弱いフィールドでは事前に地図を表示しておくとよいです。
GPS自体は電波がなくても機能しますが、地図の表示には通信が必要な場合があります。
山あいの野池など電波の不安な場所では、出航前に現地の地図を一度表示しておくか、Googleマップのオフラインマップ機能で事前にダウンロードしておくと確実です。
まとめ
以上、Googleマップでエントリーポイントを保存しておく小ネタでした。
お金もかからず、出航前の数十秒でできて、帰りの安心感が段違いになります。
フロボ・カヤックはおかっぱりと違って「帰る場所は一箇所だけ」ですから、その一箇所をスマホに覚えておいてもらいましょう。
日没間際の水上で慌てないために、ぜひ試してみてください。
では、また。


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